中之島の国立国際美術館で開催されている「エル・グレコ展」に行ってきました。

エル・グレコはベラスケス、ゴヤと並ぶスペイン絵画の三大巨匠の一人で、
16~17世紀のスペイン美術黄金時代に活躍しました。
没後長い間忘れ去られていましたが、20世紀初頭に孤高の神秘主義画家として、
劇的な復活を遂げたそうです。

教会の礼拝堂のために描いた絵は、体のバランスを異様に長く引き伸ばしたり、
蛍光を発する鮮やかで独特の色使いをすることで、
その絵を見上げた人に、天に向かって巻き込んでいくような印象を与えます。
皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

でも、宗教について無知な私にとっては、以前から宗教画が苦手なジャンルであった上に、
絵があまりに劇画チックで・・・
確かにインパクトはあるんですが、
正直、あんまり好きにはなれなかったです。

美術館では同時に「宮永愛子」の作品展が開かれています。
恥ずかしながら、宮永愛子さんのことは知らなかったのですが、
こちらは、これから売れてきそうな予感を感じました。

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