失われた歯を補う場合、天然歯が残っていれば歯根を活用して入れ歯治療を行うことが出来ます。いくつかの方法がございますが、今回は「アタッチメント義歯」についてご紹介したいと思います。

アタッチメント義歯とは、従来の部分入れ歯で見られるような留め金が見えない義歯になります。アタッチメントと呼ばれる精密な連結装置を、残されている天然の歯と義歯の両方に取り付け、両者をはめ込むことで固定します。もちろん、歯を抜く必要はありません。

義歯とアタッチメントに一体になっているためバネ等の固定させるための部品が外から見えず、審美性にとても優れます。

●アタッチメント義歯のメリット
・歯を固定させる留め金が見えないため見た目が自然。
・精密なアタッチメントによりしっかりと固定されて安定感があり、食事の時もしっかり噛める。
・様々な部位の歯に適用可能。

●アタッチメント義歯のデメリット
・残された天然歯へ、アタッチメントを埋めるための処置が必要。
・自費治療の入れ歯になるため、保険治療の入れ歯より高額になる。

患者さまによっては上記のデメリットが気になる方もいらっしゃるかもしれません。それでも、入れ歯を知られたくない、気兼ねなく笑顔を見せたい、しっかりと噛んで食事をしたいと切望する患者さまにとっては、アタッチメント義歯はデメリットを上回るメリットがあると思われます。

なお、アタッチメントにも複数の種類がございます。また適用する歯の本数によって費用も変わります。そのため、当院では患者さまのご要望をしっかりと聞いた上でアタッチメント義歯の提案を行い、見積を作成しております。

目立たない入れ歯をご希望の方は、一度当院へご相談ください。

日野歯科医院