乳歯と永久歯の色の違い
永久歯が生えてきた子供のお父さんやお母さんから尋ねられる質問に、”永久歯が乳歯よりも黄色いので心配”というものがあります。確かに永久歯は乳歯よりも黄色くなります。特に乳歯と永久歯が混ざってある場合には、黄色い歯が目立ってしまいますね。結論からいうと、この色の変化というのは正常なもので、心配することはないのです。でもどうして乳歯から永久歯に生え変わると、歯の色が変化するのでしょうか?
目に見えている歯の色というのは、エナメル質の下にある象牙質の色なのです。エナメル質は透明なので、エナメル質で色が変わることはありません。永久歯になると象牙質の部分が乳歯のものよりも黄色くなります。つまりこの色が透けて見えていることになるのです。
もともと永久歯は象牙質が黄色味を帯びたものです。そのために乳歯と比べて永久歯が黄色く見えるのも当然のことといえます。特にお肌が暗い色の場合には、その差がはっきりとして見え心配になる親御さんも多いようです。
このように子供の成長に伴って歯の状態も変わっていきます。年齢に応じたデンタルケアが必要になるといえます。当院では小児歯科の知識をフルに活かした治療や、説明を行っております。お気軽にお子さんとご相談ください。