今回の渋谷泊のもう一つの目的は塔の家の見学です。

キラー通り沿いのわずか6坪ほどの土地に、
地下1階地上5階のコンクリート打ちっぱなしの家が建っています。

今でこそ狭小住宅は珍しくありませんが、その先駆けとして、
今なお多くの建築家に影響を与えている、建築史上に残る作品と言われています。

玄関を除き風呂やトイレさえも扉がなく、
吹き抜けで解放的な空間設計が狭さを感じさせないと言います。

設計した建築家東孝光さんは、やはり建築家だった亡き義父の友人だったということで、
生前、塔の家の話を何度か聞くことがあり、機会があればぜひ見てみたいと思っていました。

築後40年以上が経ちますが、私には今も渋谷の街で輝いているように見えました。

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