6月4日~10日は歯の衛生週間です。

ところで皆さんはお釈迦様が残した歯のお手入れの教えをご存知でしょうか?

以前のブログで、お釈迦様は白く健康的な歯の持ち主で、その秘密を伝授してくれればよかったのに、と書きましたが・・・
実は、お釈迦様はご自分の歯を大切にされただけでなく、人々にも歯の健康を維持することの大切さを説いておられます。今から2500年以上も前に?!さすがですね!!

お釈迦様は「朝早く起きて歯を磨きなさい」と教え、口を清掃すれば1.口臭を除く 2.食物がおいしく食べられる 3.口の熱を除く 4.痰(たん)を除き食欲を増進する 5.眼がよくなるという5つの功徳があると説いておられます。
このことは、特に仏教徒にとっては釈迦の教えとして、富める者も貧しい者も守らなければならない戒律の一つだったそうです。

古代インドにはもちろん今のような歯ブラシはありません。ニームという木の枝を使って(これを「歯木(しぼく)」というそうです)汚れを取っていました。この歯木につける蜜やある種の粉?から作った糊粉(こふん)、すなわち現代の歯磨剤に相当するものもすでにあったそうです。

すごいですね! ありがたや ありがたや!

日野歯科医院