インプラントが”第三の歯”として、多くの方の期待を集めていますね。確かにインプラントは大変画期的な治療法の一つです。しかし本当に第三の歯といえるほど、自然の歯のように使うことが出来るのでしょうか?検討してみましょう。

まず自然の歯とインプラントの圧倒的な違いとなるのが、歯の根っこが動くかどうか?ということです。自然の歯は骨の中で動くことが出来ます。というのも歯の土台となっているのは、骨の中にある線維状のものだからです。そのために歯を押したり引いたりすると、歯が動くのを感じることが出来ます。一方でインプラントは根っこが完全に固定されます。そのために歯が動くことはありません。

この違いは感覚ということに影響を与えます。自然の歯は歯の動きによって感覚が得られて、その感覚が脳に送られます。これによって快感や噛み応えを得ることが出来るのです。一方でインプラントからは感覚が脳へ送られることはありません。歯というとてもセンシティブな感覚器官という面から考えると、インプラントが’第三の歯”となるためには、まだまだ改善が必要であるといえます。

ただ今までの治療法と比べると、大変優れています。歯を失ってしまった場合にはぜひ検討したい治療法です。当院ではインプラントを推奨するとともに、患者様一人ひとりに合わせた治療法を提案しております。お声をおかけください。

日野歯科医院