虫歯や歯周病などで歯が失われた場合は、現代ではインプラントやブリッジなど様々な方法で補綴ができますが、従来より多くの人に採用されているのが、ご存知、入れ歯です。

そこで今回は、入れ歯作成の工程で重要なポイントをご紹介いたします。実際の入れ歯作成には、より詳細な工程が含まれますが、今回の説明でポイントとなるのは以下の通りです。

1、型取り
まずはトレーを使用して患者さまの口腔内の型を取ります。

2、石膏模型の作成
1で取った型に石膏を流し込み、模型を作成します。

3、入れ歯を作成
咬合器(顎の運動や咬合位置を再現する装置)に、2で作成した石膏模型を取り付けます。そして、様々な微調整をしながら入れ歯を作成します。

入れ歯の完成度は、特に3番目工程にて歯科技工士の経験と技量によって異なる場合があります。そのため、場合によっては完成した入れ歯に歪みが生じ、患者さまが実際に着用すると違和感を感じられるということも起こりえます。

そこで、入れ歯の品質のバラつきを抑え、より完成度の高い入れ歯作成を実現するために、当院ではシーラ・システムというシステムを導入しています。

シーラ・システムを使用することにより、患者さまの顔面の骨格や噛み合わせ位置を3次元で立体的に計測して具体的に数値化することができます。この数値を元に石膏模型を咬合器に取り付けます。

このように、従来のように歯科技工士の経験と勘による模型の取り付けではなく、具体的なデータを基準にしての取り付けになるため、常に、患者さまのお口に適合した精度の高い入れ歯を完成させることができます。がたつきのない入れ歯をご提供することができるわけです。

がたつきのない理想的な入れ歯をご希望の方は、シーラ・システムを導入している当院へご相談下さい。

日野歯科医院