映画「鍵泥棒のメソッド」を観ました。

香川照之が演じる羽振りのいい男が、銭湯でひっくり返り気を失います。
居合わせた堺雅人が演じる貧乏役者、桜井は出来心からロッカーの鍵をすり替え、
この男になりすましました。
が、この男は実は誰も顔を見たことのない、伝説の殺し屋コンドウでした。
桜井は大金に目がくらみ、コンドウにきた危ない依頼を受けてピンチに陥ります。
一方記憶を失い、自分を桜井だと思い込んだコンドウは、
真面目に努力して役者として成功することを目ざし始めます。
そんなコンドウに広末涼子演じる、ちょっと変な婚活中の雑誌編集長香苗は惹かれていきます。

と、こんな面白そうなストーリーですから、ハチャメチャなコメディーを期待してたんですが・・・
笑いは中笑い程度、やくざがらみのスリルあるはずの場面も大してドキドキせず・・・
個性的ないい役者さんが揃っているのに、それぞれはじけようがイマイチの真面目な演技で、
テンポも悪く、盛り上がりに欠ける映画だと感じました。

なんか、けちょんけちょんにけなしているようですが、
期待が大きかったからこその愚痴で、そこそこは楽しめましたよ。
観に行って損はしません。

日野歯科医院