院長
日野 年澄(歯学博士)
美しさと機能の真の両立を追求する、職人としての信念メッセージ
私は大阪大学で10年間、審美歯科とインプラント、そして噛み合わせの研究に没頭してきました。
その中で辿り着いた答えが、「見た目の美しさと機能の美しさの真の両立」という理念です。
見た目の美しさだけなら、実はそれほど難しくありません。
しかし、それでは本当の審美歯科治療とは言えないのです。
スポーツカーを思い浮かべてください。
美しいフォルムは、単なるデザインではありません。
空気抵抗を極限まで減らし、最高のパフォーマンスを発揮するための必然的な形なのです。
歯科治療も同じです。
機能的に優れた形は、必然的に美しく、歯周組織にも優しい。
これが私の信じる「機能美」です。

妥協なき材料選択へのこだわり
私がセラミック治療で使用する材料は、症例ごとに厳密に選定しています。
例えば、部分的な詰め物にはe-max(二ケイ酸リチウム)を第一選択としています。
なぜか。e-maxは光の乱反射が少なく、天然のエナメル質と驚くほど馴染むからです。
一方、ジルコニアは強度は高いものの、光を乱反射するため部分治療では色が浮いてしまう。
こうした材料特性を熟知した上で、最適な選択をする。
これが職人としての責任だと考えています。
被せ物には、前歯の審美性を最優先する場合はジルコニアコーピングにセラミックを焼き付け、奥歯の強度を重視する場合はフルジルコニアと使い分けます。
メタルボンドやハイブリッドセラミックは、もはやほとんど使用しません。
常に最新の材料研究をチェックし、本当に患者様のためになる材料だけを選択しています。
B.O.P.Tコンセプト - 歯茎に優しい革新的技術
2017年、私は脳梗塞で倒れました。
片目が見えない状態で「歯科医師人生は終わった」と絶望しましたが、幸い後遺症なく復帰できました。
この経験が、「生かされた命で、本当に価値のある治療を提供したい」という想いを一層強くしました。
その想いを形にしたのが、B.O.P.T(ボプト)コンセプトの導入です。
これはDr.ルイが提唱した革新的な技術で、歯茎が下がりにくく、歯茎のラインを美しく整えられる手法です。
特にジルコニアとの相性が抜群で、プラークが付着しにくく、歯周病や虫歯になりにくい。
10年、20年先を見据えた時、この技術の真価が発揮されます。
インプラント創成期からの研究者として
私は大学在籍時、インプラントがまだ「実験的治療」と呼ばれていた創成期から研究に携わってきました。
各メーカーが競って新技術を開発し、私たちはその臨床研究を重ねました。
当時は「本当に骨と結合するのか?」という基礎的な研究から始まり、今では「入れ歯よりも良く噛める」ことが当たり前になりました。
この長年の経験があるからこそ、インプラントと審美歯科を組み合わせた総合的な治療計画を立案できるのです。
単に「白い歯を入れる」のではなく、噛み合わせ全体を考慮し、顎関節への負担も計算に入れた治療。
これが私の考える本物の審美歯科治療です。
歯科技工士との真のパートナーシップ
どんなに歯科医師が優れた技術を持っていても、セラミックを実際に作製するのは歯科技工士です。
当院は日本でもトップレベルの技術を持つ歯科技工士と密に連携し、最高品質のセラミック治療を提供しています。
歯科技工士選びの基準は明確です。
「私の要求に120%で応えてくれるか」。
色調の微妙な調整、形態の0.1mm単位での修正、噛み合わせの精密な調整。
こうした細かな要求に応えられる歯科技工士とだけ、パートナーシップを組んでいます。
短期間での改善を実現するために
「矯正装置を長期間つけたくない」
「短期間で歯並びを改善したい」
という患者様の声に応えるため、軽度の歯列不正にはマウスピース矯正も導入しています。
下の歯の軽度な乱れを整えることで、上の歯のセラミック治療の仕上がりが格段に向上します。
セラミック治療なら、出っ歯やすきっ歯、歯のガタガタも2~3回の通院で改善可能です。
ただし、歯を削る量や神経の処置の可能性など、リスクも正直にお伝えします。
その上で、患者様が本当に望む治療を一緒に選択していく。これが私のスタイルです。
人生のパートナーとしての使命
当院の診療理念は「愛・誠実・感謝」です。
治療(Cure)から予防(Care)へ、そして人生のパートナー(Furthermore)へ。
患者様のQOL(生活の質)の向上に、お口を通して一生貢献する。それが、家族やスタッフに生かされた私の使命だと考えています。
「やらずに後悔するより、やって後悔した方が良い」
2021年、コロナ禍での移転を決断した時の言葉です。
この精神で、これからも妥協なき審美歯科治療を追求し続けます。
美しさと機能の真の両立。
それは決して簡単な道ではありません。
しかし、だからこそ挑戦し続ける価値があるのです。
経歴
| 昭和60年 | 大阪大学歯学部歯学科 卒業 |
|---|---|
| 昭和60年 | 大阪大学歯学部補綴学一講座(顎口腔機能再建顎講座)入局 |
| 平成2年 | 大阪大学大学院歯学研究科修了 歯学博士 |
| 平成6年まで | 大阪大学歯学部補綴学一講座(顎口腔機能再建顎講座)勤務 |
| 平成6年 | 日野歯科医院開設 |
資格・所属学会
- 日本歯科審美学会認定医・理事
- 大阪大学歯学部歯科補綴学講座 同門会会長
- 大阪市南歯科医師会副会長
- 日本補綴歯科学会
- 日本ヘルスケア歯科研究会
- JADR
- 日本歯科用Nd:YAGレーザー学会
- 日本歯科理工学会
- 大阪大学歯学会
講演・執筆活動
副院長
【略歴】
| 昭和60年 | 大阪大学歯学部歯学科卒業 |
|---|---|
| 昭和60年 | 大阪大学歯科補綴学第一講座(顎口腔機能再建学講座)入局 |
| 平成6年 | 日野歯科医院 開設 |
【所属学会】
- 日本補綴歯科学会
- 大阪大学歯学会














