ヒューゴの不思議な発明
巨匠マーティン・スコセッシが監督でアカデミー賞11部門ノミネートの話題の映画・・・
ということで、これは観に行かねばなるまい
でも巨匠の映画って、難しかったり、心から楽しめなかったりというのが多いんだよな・・・
という、そんな気持ちであまり期待せずに観に行ったせいでしょうか。
思ったより面白かったですよ
舞台は1930年代のパリ。
駅の時計台に隠れ住む孤児のヒューゴの唯一の友は
亡き父が残した父親の残した機械人形です。
ある日、機械人形の修理に必要なハート型の鍵を持つ少女イザベル、
そして過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュに出会います。
そしてやっとの思いで修理した機械人形が秘密のメッセージを描きます。
ヒューゴとイザベルはその秘密を探り、ついにはヒューゴや周りの人たち、
そして誰よりジョルジュの運命を大きく変え、新たな夢が輝きだすことになります・・・
まあこんなストーリーですが、映像がとても美しく、
また、多分皆さんも一度は見たことがあると思いますが、
「映画の父」と言われる仏映画監督ジョルジュ・メリエスの代表作「月世界旅行」、
そう、初のSF映画とされる、あの、顔のある月面にロケットが飛び込むやつでが、
その映像や撮影シーンなども織り込まれていて、とても楽しめます。
ですが・・・突っ込みどころも満載です
ヒューゴ、何故わけを言わない
隠す必要なんかないやん
えっ、お父さんからのメッセージって結局どうなったん
イザベルって結局どこのだれ
そして何より題名が「ヒューゴの不思議な発明」ですが、
ヒューゴは何も発明してませんし
題名や前宣伝からは多分に「冒険ファンタジー」であるかのような印象を与えてますが、
内容は全然違いますし
ということで多分、観た人の評価は分かれると思いますが、
お金を出して観るだけの価値はあると思います。
ご覧になる方はぜひ3Dでどうぞ














