少し前に、安藤忠雄の淡路夢舞台の話をしましたが、
そこから車で2~3分のところに、
コンクリートの打ちっぱなし、光を巧みに取り入れた斬新なデザインの
いかにも安藤建築というお寺があります。

淡路四国五十九番霊場、真言宗本福寺の水御堂です。

聖俗を分ける大きな壁

この入口から入ると水御堂の局面の外壁があります。

これに添って歩いていくうちに徐々に俗世間から隔絶されていく気分になり、
この壁をぬけると40m×30mの楕円の大きな蓮池が現れます。


この池の真ん中に階段があり、降りていくと本堂があります。

円形のお堂の周囲が回廊になっています。

お堂の中央に鎮座する仏様の背後には、大きな朱色の格子窓があり、
外光がたっぷり取り込めるようになっています。
(お堂の中は撮影厳禁でしたので、写真はありません)
夕方には仏様の背後からお堂が朱色の光に包まれることになり、
まさに西方浄土から仏様が見守ってくださっているような雰囲気を醸し出すと思います。

睡蓮の見頃は5月から9月、蓮の見頃は6月から7月だそうですので、
このころ行くとさらに幻想的な気分に浸れるのではないでしょうか。

水御堂を見るためだけに遠路お出かけになるのはどうかと思いますが、
お近くに行く用のある方はお寄りになってみては

日野歯科医院